トゥルーディテクティブ @アマゾンプライム

2012年のドラマシリーズです。全8話 シーズン3までありますが、シーズン毎に違う話になります。こちらはシーズン1

1話1時間近くあり、一気に見るのは大変です。

ドラマというよりも、長い映画を見ているような感じでした。 映画専門だったマシューマコノヒーが脚本を見て気に入り、当時は映画より格下感のあったドラマに進出したきっかけになった作品のようです。

あらすじは、ルイジアナ州で起きたある猟奇殺人事件を追う、二人の刑事の17年にわたる物語。

マシュー・マコノヒー演じるラストは、複雑な過去を持ち、周りからは浮いた存在。 ある事件を相棒のマーティン・ハート(ウディ・ハレルソン)と解決するが、一旦は解決したように見えた事件に疑問を持ち始め、そこからまた動き出す…

ドラマの中で17年という時間の経過を描いています。 刑事役の2人とも、若いときから中年期まで、見事に演じています。

マシュー・マコノヒー、イケメンですが、近年はイケメンとしてだけでなく、演技派として活躍しているそうで、今作でも、難しい役を演じ切っています。

2人が追う事件の内容は、小児性愛悪魔崇拝が混ざったようなもので、そういうのが苦手な方にはオススメ出来ません。

事件の内容よりも、それを追う2人の刑事の人生が絡み合う所が見どころでしょうか。 2人が相棒として始まり、大事件を解決後、マーティンの家族の問題が2人を遠ざけます。 人が好いけど、夫、父としてマーティンはダメな人間。ラストはそれを批判する事なく、相棒として対する。

以下、ネタバレになりますが

最後、犯人を追い詰め、瀕死の重傷を負ったラストが、回復し、車椅子に乗ったマーティンを病院の前に連れ出します。 死の淵まで行ったラストが、マーティンを前に、事故で亡くなった娘への気持ちを涙ながらに話すシーン。 これが素晴らしいシーンでした。泣きました。 長ーーい物語を、このシーンのためだけに見たような気がします。

猟奇殺人事件が苦手でなく、時間があるよ、という方はじっくり見てみて下さい。 マシュー・マコノヒーのファンになります!